台湾旅行記 準備編 台湾が台湾であるうちに台湾に行きたいわん。 10年前、短期語学留学で高雄に行って以来、台湾にちょっとした関心がある。 ところが、この10年で、国際情勢が日に日に悪くなってきているのを感じる。ロシアに限らず。台湾危機という言葉が…
俺はちょっと台湾原住民に詳しいんだ。ちょっとだけ。 学生の時、語学留学ついでで大学の先生に連れられて台湾原住民のパイワン族の村に行ったことがある。ご飯食べさせてもらって、色々お話を聞いて、家とかとんぼ玉見せてもらって、なかなか得がたい機会だ…
飛行機の中で見た映画が衝撃的だったのに他人のレビューが読めない。消化しきれない感想をなぐり書きにする。 どうもアメリカで上映されたものの、日本では公開されていないらしい。日本語で読めるものは在米邦人の方の短い感想が1つヒットしただけだった。…
最近の情勢をうけて、Twitterでおすすめされていたので、Amazon Primeで駆け込み試聴。我々が省みるのは第二次世界大戦ばかりだが、そうか、第一次世界大戦から百年経つのか。第一次世界大戦の戦いは技術革新だったという。馬に乗って騎士が剣で戦う時代から…
気になっていたのをAmazon Primeでようやく観た。ネットのレビューだと評価はいろいろだったけど、私は面白かったしすごい作品だなって思った。社会問題を描きつつ、面白くまとめて、余計な説明セリフを入れずにさりげないワンシーンで設定を描き、そして伏…
ベンジャミン・カーター・ヘット著 ; 寺西のぶ子訳. (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ『ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか;民主主義が死ぬ日』読書メモ 第1章 八月と十一月 1914年8月1日の第一次世界大戦参戦と、1918年11月3日のドイツ革命の勃…
「ポーランド大尉、ヴィトルト・ピレツキは三度死ぬ」 副題があまりにもピレツキの人生を表している。 ポーランド大尉のヴィトルト・ピレシキは、アウシュビッツに自ら入り、自ら出た唯一の人間である。アウシュビッツ内では、武装地下組織を作り上げ、囚人…
「アウシュビッツはナチスドイツによるユダヤ人虐殺の場所である。」 私たちの世代であれば、誰もが知っているであろう。時には映画や書籍でいかに残虐な施設であったかも描かれる。だが、同時代の人々は信じがたかったのだろうか。だからこんな人道に反した…
私はナチスについて、ホロコーストについて何も知らない。そう思い知らされる一冊だった。 私がこの本を読むきっかけとなったのは、東京2020オリンピックだ。我が妹が敬愛してやまない小林賢太郎氏がオリンピック開会式の演出から突如”解任”された。「人を傷…
27歳。無職。 前職はいわゆる「ブラック」な労働環境だった。 心身が壊れ、人生いろいろ考えることがあり、2021年3月、仕事を辞めた。 前職の給料は決して高くはなかったが、実家暮らしだったうえ、お金を使う休みもなかったので、当面慎ましく生きていく…